これはまさに、2年前の私が思っていたことです。
同じように思っている方も多いことでしょう。
「Webライター 未経験 副業」と検索してみると、山ほど検索結果が出てきます。
ですが、あなたが本当に知りたい情報は書いてありましたか?
なにから始めたらいいのか、結局わからないままだったのではないでしょうか?
実は私も、以前は皆さんと同じ状況でした。
今回は私の具体的な実体験も交えながら、未経験から副業でWebライターとしてお金を稼ぐ方法を、いくつかご紹介していきます。
- 現役のWebライター
- 大手求人サイトの元セールスレディー
- 現在は美容サロンのマネージャー
- 副業で求人サイトのWebライターをしている
未経験者がWebライターになるには?
「本当に未経験でもWebライターになれるの?」と思う方もいらっしゃると思います。
安心してください。正直、誰にでもなれる職業だと思います。
私がWebライターになりたいと思い始めた頃、エステサロンで働きながら趣味でカフェブログを書いていました。
ブログと言っても、店内写真を載せて250~500字ほどの感想を書くだけのサイトです。
私はパソコンで文章を書くことが苦ではなかったため、カフェブログを書くほどの労力でお金につながる仕事ができたら良いなと思っていました。
ですが、どうしたらWebライターになれるのか、何から始めたらいいのか全くわかりません。
そこで検索ワードに「Webライター 未経験」「Webライター 仕事」など入力し、いくつか検索しました。
ですが正直言って「本当かなあ?」と思う情報ばかりで、私のほしい答えにはたどり着くことができませんでした。
ブログを始めた頃は、書き続けていくうちに「うちのカフェを紹介してください!」という案件の1つや2つくらいは貰えるかなと思っていた時期もありました。
ですが、1年続けていても仕事の依頼が来ることはありません。
ただ文章を書くだけで、Webライターになれるわけではないんですよね。
自分もやっていく中で実感したことです。
文章を書くこと自体が未経験だと、本当に右も左もわからない状態だと思います。
あなたも他の職業に比べると挑戦しやすそうだと考えたから、Webライターを目指したいと思っている部分はないですか?
ですがその反面、周りにWebライターと名乗っている人はなかなか居ませんから、どうしても手探りになってしまいますよね。
あなたも「手取り足取り教えてくれる人がいたらなあ」と沢山検索して、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?
Webライターについても”文章を書く仕事”というのはわかると思いますが、具体的なイメージはつきにくいと思います。
まずは、私の経験を少しお話ししましょう。
はじめに言っておきますが、私はかなり運がいいです。
トントン拍子にはきてしまいましたが、参考になる部分がきっとあると思います。
じーつーがWebライターになるまでの経験談
私は新卒入社で、某求人広告会社の営業として4年半ほど働いていました。
企業をまわって、自社媒体に求人掲載をしていただくのが仕事でした。
入社当初は「この会社に骨を埋めるぞ!」くらいに意気込んでいたんです。
ですが営業の仕事は難しく、すぐにやめたいと考えるようになりました。
繁忙期や納期が迫っていた時には、制作担当に変わって求人原稿を書くことも。
切羽詰まっている状況ではありましたが、求人原稿を書いているときは「原稿制作の仕事もおもしろそう」と何度か思った覚えがあります。
「営業の仕事よりも楽だと思っていたから」という理由もあったかもしれませんが…
ただ当時は、Webライターを目指そうと思ったことは微塵もありませんでした。
ですが、この会社で働いていたおかげで求人広告の知識はもっていましたし、今の仕事につながる人達にも出会うことができました。
自分でブログを立ち上げる
会社をやめた後、退職金で購入したパソコンを使ってカフェブログを始めます。
はじめは『note』というクリエイター向けのプラットフォームに投稿していました。
”いいね”はほとんど付きません。
カフェが好きで、自分が訪問したカフェを形に残したい気持ちだけだったので、はじめはそれで満足でした。
ですが次第に「もっと用途別にカフェを探すことができればいいのに」と思うようになっていきました。
とにかく暇だったんですよね。
そこで、自由にカスタマイズできるWordPressを使ってWebサイトを作りました。
名前は『Cafelover Sapporo』 ※現在は、ほとんど更新していません。
初めてブログを書いてみて、意外と文章を書くのは楽しいと思えました。
また、記事数が増えていくことやアクセスがだんだん伸びていくサイトを見て、面白みを感じていきました。
そうして、無職カフェブロガー期間が半年ほど過ぎました。
そろそろ働きたいと思っていた矢先に、知り合いの紹介で現在のエステサロンに入社します。
エステサロンで働きながらも、カフェブログは半年ほど続けていました。
書き続けていると、段々と習慣になってくるんですよね。
お休みの日にはカフェを2~3件訪問し、帰宅後や仕事後にコツコツ書いていました。
ところが、200記事を過ぎたあたりからカフェを開拓する行動力が低下し、お金にならない記事を書くことが面倒になってきてしまいます。
このあたりから「文章を書いてお金をもらう」ということに興味が出てきました。
ブログ更新に限界を感じた私が次にやったことは、クラウドソーシングで小銭を稼ぐことでした。
クラウドソーシングで仕事を探す
クラウドソーシングとは、企業や個人が「お願いしたい仕事内容」を掲載し、登録者が遂行することで報酬を貰うことが出来るサービスです。
有名なサイトでいうと『クラウドワークス』や『ランサーズ』などが挙げられます。
私はクラウドワークスに登録し、まずはカンタンそうな体験談を書く依頼からスタートしました。
15分程度で書けるので、初心者にはかなりオススメです。
最初の報酬は100円程度でしたが、自分が書いた文章がお金になった瞬間は嬉しかったです。
数週間コツコツと続けてみましたが、10件程度依頼をこなしても3,000円前後の報酬。
一つひとつはカンタンな依頼だったので、続けることは難しくありませんでした。
ですが徐々に「小銭を稼ぐだけでは物足りないな…」と思うようになっていきました。
「一度で数千円稼げる仕事がしてみたい」と、ライティングに慣れた私は欲が出てきます。
だからといって「文字単価0.1円~」と記載がある記事執筆には少し抵抗がありました。
10,000字書いても1,000円しか貰えないのは、気が向かないですよね。
クラウドソーシングでWebライティングの依頼を見ていただくと分かりますが、1円以下の依頼は結構多いです。
ただ、中にはちょっとだけ単価も高くて「おっ!これは良さそう!」と思える案件もあります。
私は、クラウドソーシングの中で見つけた”1記事3,000円”という仕事に挑戦してみることに。
なんだか、Webライターっぽい仕事ですよね!
この依頼ができれば「Webライターと名乗ってもいいかな~」なんて、当時は思っていました。
それが、私にとっては落とし穴だったわけですが…
今まで執筆した依頼とは打って変わって、求められる文字数は3,000字ほど。
恋愛情報メディアの記事を書く仕事でした。
内容は「女性の脈アリサイン○選」や「〇〇をする男性の心理とは?」など。
正解がなく、専門知識もいらない記事だったので比較的書きやすい内容だったと思います。
また、沢山のライターが在籍しており、早いものがちでキーワードを選んで執筆していくスタイルでした。
私はその中から「異性と出会う場15選」というような内容をチョイスした覚えがあります。
実際に書き進めていくと、文字数を埋めることがすごく難しいと感じました。
今まで多くても500字程度しか書いたことがなかったので、長い文章を書く方法がわかりません。
目次などの記事構成を考えることも初めてでしたし、記事内に決められたキーワードを盛り込むことも求められたため、どのように仕事を進めたら良いのか非常に戸惑いました。
ましてや、出会いの場なんて15個も見つけることができません!
当時の私にとっては、一日で終わらせられる仕事量では決してありませんでした。
少しずつ進めてはいたのですが、日を追うごとに面倒になってきてしまいます。
そして約10日ほどあった執筆期間が過ぎ、締切日が来てしまいました。
結局、私が書いたのは題名とリード文、目次の一部のみ。
依頼者にどんな連絡をしたら良いのかもわからず、書く気力も既になくなっていたので、そのままにしていました。
振り返って考えると、この対応が良くありませんでしたね。
結局、先方から連絡があり、その依頼はキャンセルに。
私の初挑戦は、依頼者に迷惑をかけてしまった形で終了しました。
依頼主には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
Webライターの世界に片足を突っ込んでみて、副業でやるにはハードルが高いなと感じてしまいました。
クリエイター交流会に行く
後日、以前から友人と約束していた、クリエイター交流会に行くことに。
この日のために、名刺も作っていました。
Webライターが参加していれば、どんな風に仕事を得ているのか情報交換(というか情報搾取)ができたら良いなと考えていたのです。
参加費3,000円を払い入室すると、30人くらいが集まっていました。
参加者はWebデザイナーやプログラマー、ライターなどのクリエイターや、クリエイターを探している個人事業主や企業の方など様々でした。
私の周りには、クリエイターの方はほとんどいないので、たくさんの参加者を見て「意外といるんだなあ」と思いました。
そして企業の方がいるのなら「なにかお仕事のきっかけがつかめたら良いな」と淡い期待を抱いたことを覚えています。
友人とドリンクを片手にオードブルをつついていると、数名に声をかけられました。
軽く挨拶をして名刺交換。
相手は個人事業主や企業の人事の方など様々です。
お互いの仕事や交流会に来た目的などを話し、ニーズがマッチしそうであれば連絡先を交換していました。
デザイナーである友人は、その場で何件も名刺を交換し仕事につながりそうな依頼をGET。
一方で私は…
友人の隣にいたので名刺交換は何件かすることができましたが、
「今までどんな記事を書いてきましたか?」
「取材をすることはできますか?」
と聞かれても、今までの経験だけでは答えられるものがありません。
次第に相手の反応が濁っていくのがわかりました。
社交辞令で「後日連絡します」と言っていただける方はいましたが、結局仕事には繋がりませんでした。
そして当初の目的だったWebライターの方にも出会えず、仕事のヒントをつかむことも叶いませんでした。
この交流会で痛感したことは、実績がないと仕事につながらないということ。
今振り返ってみると、当時の私は仕事を貰うには考えが甘すぎたなと思います。
カフェブログは経験の一つではありましたが、決して人に見せて仕事を貰えるような代物ではありませんでした。
他に提示できる経験はもっていませんでしたし、Webライターぽい仕事をしようと意気込んだ依頼は途中で挫折していますから、このような状況では誰も仕事を任せたいと思えなかったでしょう。
もし自分の経験をアピールできるようなポートフォリオ(※)があれば、その場の会話はもっと違うものになっていたと思います。
※ポートフォリオ:今までの活動を見せるための作品集のこと
また一つ、Webライターへの道が霞んだ瞬間でした。
ここまでの私は、Webライターとして全く鳴かず飛ばずでした。
ここからどのようにして仕事をもらえるようになったのか。
私のWebライター人生を救ってくれたのは身近な人達でした。
人づてに仕事をもらう
クリエイター交流会後、何もつかめなかった悔しさをTwitterにぶつけました。
交流会の時、ハッタリでも「できます!」と言えばよかったかな、と反省しながら過ごしていました。
数十分後、前職の後輩から一通のメッセージが届きます。
彼はWeb求人媒体の代理店をしている会社で働いていました。
そこでは記事作成をライターに外注していたようで、私のTweetを見て連絡をくれたのです。
内容は求人原稿とインタビュー記事の作成。
しかも担当する記事は、前職の先輩が立ち上げた会社の記事とのこと。
取材や写真撮影、交通費などもすべて含んで「1記事○円」という形だったので、文字単価でいうと3.5~10円のお仕事になります。
求人業界の知識は最低限もっていましたし、知り合いの会社の記事をかけるなんて「こんなラッキーなことが起こっていいの!?」と思うくらい、私にとってはかなりの好条件で初仕事が決まりました。
初仕事はどうだったのかといいますと…
初めてのインタビューは、正直かなりひどかったと思います。
事前に準備はしていたつもりでしたが、いざ取材対象を目の前にすると知り合いですら緊張してしまい、上手く質問することが出来なくなってしまいました。
また、当初予定していた時間も大幅に過ぎ、写真撮影もグダグダ。
今振り返ると非常に恥ずかしく、申し訳ない気持ちです。
この場を借りて、お詫び致します…
この反省点を生かして、今では事前に文章構成を考えた質問事項を送ったり、インタビューの時間配分も出来るようになってきました。
ですが、今でもインタビュー前の時間はドキドキが止まりません。
インタビューもライティングも、いつまでも精進し続けようと思います。
他にも企業HPのライティングに挑戦。
企業の歴史や商品の良さを噛み砕いて言葉にすることは、新鮮で勉強になりました。
そして、この仕事を友人3人で行えたことも非常に嬉しかったです。
私に任せてくれた友人には、とても感謝しています。
以上のように私の場合は、一番身近にいた方たちのおかげで、現在の仕事ができています。
これからも仕事を任せて貰えるように、ヒアリングやライティングスキルをまだまだ上げて行く必要があると思っています。
また、仕事を通して自分の知らない世界を覗けることが面白いと感じているので、楽しく続けることが出来ています。
Webライティングは、書くことが楽しいと思えないと続けることは難しいです。
自分に合っている道は人それぞれですから、ぜひ色々チャレンジしてみるのが良いと思います。
次に、チャレンジしやすいWebライティングの仕事について触れていきたいと思います。
未経験&副業でもできるWebライティングの仕事
前項でも少し触れていますが、実際に未経験でもWebライターとして出来るお仕事についてお話します。
私は失敗してしまった内容もありますが、やり方によっては十分お金を稼ぐことも可能です。
各方法のメリットとデメリットも記載しているので参考にしてください。
難易度☆☆★:ブログ(アドセンスで稼ぐ)
『WordPress』や『WiX』などのブログソフトウエアを使って自分のページを作成し、記事を書いていきます。
サイト作成は少し面倒ですが、慣れてしまえば自分の好きなデザインにカスタマイズできるようになります。
内容は雑記よりは専門的なもの(カフェ・車・パソコン etc…)のほうがいいでしょう。
より専門的で、誰かが「困っている」「解決したい」と思っている内容を記事にすることで、Googleなどの検索エンジンからも評価されやすくなります。
実績として他者に提示したいのなら、私のような感想だけのブログはおすすめしません。
きちんとゴールから逆算された文章構成になっていて、読者にとって価値のある記事を作成したほうがいいです。
もちろん、自分の経験を書くことは共感を得られるので、ある程度は必要です。
記事数が増えてきたらGoogle AdSenseを使用して、サイト内に広告を出すことが出来ます(※審査あり)
記事内広告がクリックされると、収益を得ることができるようになります。
メリット
- 自分の好きな分野なら、苦にならずに書ける
- Google AdSenseで自動的に収益を得ることができる
- 自分の実績となり、他の仕事につながることがある
デメリット
- パソコン初心者だとサイト作成が難しい
- Google AdSenseの審査に合格しないことがある
- PV数がないと収益が上がらない(月に数百円しか稼げない)
ちなみにですが、現在の Cafelover Sapporo の広告収益はこんな感じです。
頻繁に更新していた頃でも、月に1,000円前後の収益でした。
正直、アドセンス広告だけでは副業としての収益には足りないと思います。
ですが、スキルがほぼいらないので、初心者が取り組みやすい副業のひとつです。
難易度☆★★:ブログ(アフィリエイトで稼ぐ)
同じブログでも、目的を変えてより大きく稼ぐことも可能です。
アフィリエイトとは、Web上の代理店のようなお仕事です。
自分が紹介した商品記事のURLから閲覧者が何かを購入したり、成約したりした場合に「紹介料」がもらえます。
例えば、トレーニングジムなどに友人を紹介すると、◯円キャッシュバックといった特典が受けられる施設がありますよね。
そんなイメージです。
アフィリエイトでは、一件の成約で数百円から数千円の報酬が得られる案件が多いですが、中には一件あたり1万円超えるを高額な案件もあります。
高額案件の代表例は、転職エージェント・クレジットカード・脱毛サロン・ウォーターサーバー・光回線などです。
アフィリエイトで月数百万円以上の報酬を得ているサイトは、特化型の専門サイトを作り、案件ごとの比較記事を作ることが多いです。
- おすすめの転職エージェント◯選を徹底比較
- コスパのいいおすすめクレジットカード◯選
- 東京のおすすめ脱毛サロン◯選
- 大手ウォーターサーバー◯社の特徴を徹底比較
- 光回線業者◯選を徹底比較
このような記事を見かけたことがあると思います。
読者の選択を手助けできるように、サービスごとの特徴を分かりやすく比較したり、付随する悩みの解決をしたり。
前述した通り、各分野に特化して専門的な記事を作っていくことが多いです。
悩みに寄り添い、比較してもらうことで、いずれかのアフィリエイトリンクから商品を購入してもらい、収益を獲得していきます。
メリット
- 単価が高い案件が多いので稼ぎやすい
- 一度記事を書いてしまえば、継続的に収益化が可能
- テクニックを身に着けたら、他の商品に応用ができる
デメリット
- 単価の高い案件は企業が参入していることがある(検索順位が上がらない)
- 調べながら書く必要があるので、時間がかかる
- アフィリエイトリンクを載せる審査・報酬を得るための条件審査がある
実は私も、脱毛サロンのアフィリエイト記事に挑戦してみたことがあります。
文章構成はイメージできたのですが、比較要素を出して記事に落とし込むのが難しいと感じました。
あと、当時の私は脱毛サロンの経験も浅く、経験がないものを書くというのが私には合わず…
あまり気持ちが乗らなかったため断念しました。
今では、脱毛の分野はGoogleからの評価基準も厳しくなっているので、結果的にやめてよかったとは思っています。
難易度☆★★:Webサイトの記事執筆
クラウドソーシング内で「1記事◯円」や「文字単価0.1円~」などで募集していることが多い仕事です。
主に企業が運営しているWebサイト内の記事を執筆します。
例えば、恋愛系サイトや転職エージェントサイトのコラム記事や体験談などをイメージしてもらうと良いと思います。
私が挫折してしまったアレですね。
目的によって企業が要求する内容は様々なので、自分が書けそうな募集を探して一つひとつこなしていくのが良いでしょう。
メリット
- 経験談や得意分野の記事であれば書きやすく、コスパ良く稼げる
- 様々な記事執筆に挑戦して、自分にあった仕事を探すことが出来る
- 企業によっては継続して依頼があるため、長期的な収入につながる
デメリット
- 人気のある依頼は応募人数が多いため、契約につながらない場合がある
- 依頼者がほぼ匿名であるため、レビューを確認して信用度の見極めが必要
- 記事を書いても自分の名前を出すことができないため、実績に繋がりにくい
私は挫折してしまいましたが、コツコツ書ける方なら是非挑戦したほうが良いです。
ライターが何人も在籍しているWebサイトであれば、他の方の記事をみて勉強できるので、非常に良いトレーニングになります。
ここで経験を積むことができれば、どんどん文字単価をUPすることも可能だと思いますよ。
あなたがチャレンジしたいと思うものはありましたか?
其々メリット・デメリットはありますが、副業Webライターの初手としてはハードルが低いものばかりです。
是非参考にしてください。
実際のところ『副業Webライター』っていくら稼げるの?
「未経験でも仕事があることはわかったけど、いくら稼げるの?」
ここまで読んでくれたあなたは、そう思うことでしょう。
正直なところ、現状の私は月1~4本くらいの記事を書いて2万~5万円くらいの収入です。
この金額を多いと思うか少ないと思うかは、人それぞれだと思いますが。
個人的な感覚でいうと、月5万円プラスの収入があるだけでも、かなり気持ちの余裕が出てきます。
月5万円あると、友人の結婚式や誕生日プレゼントなど、突発的な出費があっても問題なしです。
あと、私は旅行が好きなのですが、月数万円の余裕ができると、たまにちょっと贅沢なプチ旅行もできます。
旅先で食事代などをケチらなくても大丈夫ですし、ストレスなく旅行を楽しめます。
ちょっとしたことかもしれませんが、趣味をストレスなく楽しめることがとても嬉しかったりします。
ライター歴2年目で文字単価3.5~10円で出来ているのはかなりの高待遇だと思います。
とはいっても「文字単価◯円」「1記事◯円」と聞いても、どのくらい大変なのかイメージがつきにくいですよね。
私の場合、文字単価1円、約3,000字の記事執筆に初めて挑戦した際は「目次作成→執筆(ほぼ書き出しのみ)」の約700字くらいで2~3日かかりました(※やる気の度合いにもかなり左右されます)
ですが、今は求人原稿1記事あたり1~3時間。
インタビュー記事には6時間~8時間。
今書いているようなブログ記事には10時間前後かかっている状況です。
ですから、休みの日にびっちり書き続けているというよりは、適度に休日も楽しみつつ副業ができています。
ここで、皆さんに考えていただきたいのは、
いくら稼ぎたいのか、そしてどれだけ副業のために時間を割くことができるのかということです。
目標金額によって取り組む内容が変わってきます。
私のように無理なく月5万円くらい稼ぎたいのであれば、今までお伝えした内容は参考になると思います。
ですが、月100万円稼ぎたいと言うのであれば方法は変わってきますよね。
私が実践している方法では、月100万円稼ぐのは無理だと思います。
「副業で、Webライターとして月5万円稼ぐ」という場合でも、適当に案件をこなすだけでは効率的に稼いでいくことは難しいです。
稼ぎたいと思ったときに、押さえておいてほしいポイントがあります。
それは”実績作り”です。
どんな仕事にも当てはまりますが、お仕事を任せてもらうには信頼や信用が大切になってきます。
信頼・信用を得るためには、兎にも角にも実績が大切です。
例えば、病院で心臓の手術を受けることになったと想像してみてください。
心臓の手術ですから、命にかかわる手術になります。
失敗した場合は、そのまま目を覚ますことなく永い眠りにつくことになるでしょう。
そんな時、「心臓の手術経験が無い」という新米医師と「今まで数千件以上の心臓の手術をしてきた」というベテラン医師がいたら、どちらに手術をお願いしたいでしょうか?
絶対に経験の多いベテラン医師にお願いしたいですよね。
このように、実績を積み重ねている人は、信用を得やすいわけですね。
Webライターになるきっかけとして、カンタンな仕事から始めることは良いと思います。
ですが、次のステップに進みたいと思ったときに「自分はこれをやってきた」「これを行った経験がある」と人に言えるものがあったほうが営業活動は有利になります。
それに、実績があると単価も上げやすくなりますので、より稼ぎやすくもなってきます。
Webライターは今までの経験を活かせる仕事
Webライターという仕事は、自分が積み重ねてきた経験が活きる場合もあります。
私は人材業界に4年半いましたから、業界知識は人より持っていました。
そして文章を書く経験もしていたからこそ、結果的にWebライターとしての近道となり、現在のお仕事を貰うことが出来ています。
これがもし何も実績がない状況だったとしたら、ただやってみたいという理由だけでは、仕事を任せてもらえなかったと思います。
仕事を依頼する立場になって考えていただきたいのですが、なんの実績も経験もない人に「やる気だけはあるみたいだから仕事を任せよう」とはなりにくいですよね。
ですから、私のおすすめはブログを書いてみることです。
まずはお金を稼ぐことを考えずに、人に伝える文章を書いてみてください。
そうすると文章力もつきますし、自分の実績にも繋がります。
場合によっては、ブログから月いくらかお小遣いを貰えるかもしれません。
Webライターになりたいならブログをやらない理由はないと思います。
自分で実績を作ることで、他者から仕事をもらえたときに単価を上げられるようにしていきましょう。
そうすることで、少ない時間で効率よく稼ぐことが出来るようになっていきます。
Webライターとしての心構え
ここまでご覧いただいたあなたは、Webライターになる心の準備ができているのではないでしょうか?
これから始める方へ、私から先輩Webライターとして、いくつかアドバイスさせてください。
副業だと思っているのは自分だけ
そもそも『副業』というと、あなたはどのようなイメージを持っているでしょうか?
現在の収入にプラスアルファでお金を稼ぐことが副業ですが、「スキマ時間に片手間で行う」といったようなイメージを少なからず持ってしまいませんか?
しかしクライアントは、こちらをプロと思って仕事を依頼してきます。
クライアントが求めているのは、求めている水準以上の原稿を納品してくれることです。
クライアントにとっては本業も副業も関係ありませんし、副業だからといって力を抜いて良いわけがありません。
むしろ本業以上に自分の評価がお金となってダイレクトに返ってくるので、責任が大きいといえるでしょう。
クライアントから仕事をもらって原稿を書く場合は、くれぐれもお気をつけください。
副業としてWebライターをしている私が注意していること
それでは、Webライターをしている私が依頼を請ける際に注意していることをお伝えしていきます。
とても大切なことなので、真剣にWebライターを目指すのであれば、絶対に意識していただきたいです。
- 期日を守る
- 報連相を怠らない
- 期待以上の働きをする
あたり前の話なのですが、期日を守ることは最重要です。
しかし、意外と期日を守らないWebライターは多いです。
お恥ずかしながら、私も初めてクラウドソーシングで依頼を請けた時は、納期を守らないどころか依頼をこなせずに終了しました。
このような終わり方は、最悪です。
長期的に依頼を請けていきたいと考えるなら、このような対応は絶対にしてはいけません。
クラウドソーシングで失敗してから、私も「納期は守る」という意識が強くなりました。
ただ、納期に関しては気合いがあれば守れるというものでもありません。
大切なのはスケジューリングです。
そもそも余裕を持ったスケジュールを提示しておくことが必要だと私は考えています。
多くの人は「これくらいならいけそう」という感覚で納期を伝えてしまいます。
しかし、それが落とし穴です。
慣れないうちは、想像以上に時間が掛かってしまうものです。
ヒアリング・クライアントとのやり取り・原稿修正・請求書の発行など、原稿執筆以外で時間が割かれることも多くあります。
結果、想定していた以上の時間が掛かってしまうなんて、普通に起こります。
ですから私は、「これくらいはかかりそう」と思った日数に、1~2週間プラスした納期を伝えます。
クライアントの要望で納期が決まっている場合は「余裕を持ってできそうか」という視点で判断します。
「ギリギリいけそう」という案件は、極力請けません。
私も本業があるので、残業などのイレギュラーな事態が起こることもあります。
なにか起こった時に対応できるだけの余裕がないと、安定的に依頼をこなすことはできません。
長めの納期を伝えて早く提出できたぶんにはクライアントに喜んでもらえますし、余裕を持って記事を書くことでクオリティも担保できます。
報連相についても、言うまでも無いかもしれませんね。
ライティング案件はネット上のやり取りが増えるので、相手との信頼関係を築くにはコミュニケーションをしっかり取ることが大切です。
特に私の場合は、お金を貰う相手と記事を書く対象が異なるので、今どのような状況なのかを漏れなく伝えるように心がけています。
期待以上の働きをするというのは「記事を書く」以外の部分も強化することです。
ライターは求められた記事を書くことも仕事ではありますが、ときには自分から提案することも必要だと考えています。
例えば求人原稿を書く際に、今までの効果を見てターゲットを変える必要性を伝えたり、その企業を知ってもらうためにはこんな内容の記事を書くのはどうか、という提案をすることもあります。
あたり前のことは、あたり前にやる。
そして、与えられた仕事以上のパフォーマンスができるようになることで、必要としてもらえるWebライターに成長していけると思っています。
入金まで気を抜かない
Webライターの仕事は、原稿を書いてお金を貰うことです。
ですから大体のお仕事は、原稿を書いて納品した後に、お金を受け取ることになります。
実はクリエイターあるあるなのですが、依頼を受けて納品をしても、入金されないという悲劇が起こる場合があります。
「そんなバカな!」と思いますよね。
ですが、中にはそんな卑劣なことを行う悪質な依頼主もいるのです。
私はありがたいことに、今まで入金が遅れた経験はありません。
ですがそれは、信頼できる人達からお仕事をもらっているからです。
ですから仕事を受ける前には、信頼できるクライアントかどうか調べて、怪しいと思う部分があれば確認しておくことをおすすめします。
最後は少し怖いことをお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
「未経験でも仕事ができそうだし、お小遣い稼ぎにはなりそう。」という風に思っていただけたなら、嬉しいです。
その気持を大事にして、まずは一歩進んでみてほしいと思います。
Webライター じーつー