ネットワークビジネスとねずみ講の違い

本編をご覧頂けていない場合は、こちらのリンクからご覧ください。

私小川がネットワークビジネスに取り組んでいた時の体験を赤裸々に綴った内容となっております。

そしてここからの内容は、ネットワークビジネスとねずみ講の違いが分からない方向けに解説しております。

参考にして頂けると嬉しく思います。

目次

僕がネットワークビジネスをやっていた時は…

僕がネットワークビジネスをビジネスとして活動していた時は、よく「ねずみ講」と「ネットワークビジネス」の区別がついていない方と出くわしました。

今でも、やっぱりあるのかな。

結構前の話なので、今の現場は分かりませんが。

初めて誘われた方は知らなくて当然ですよね。

しかし、警戒心の強い方の中には、ネットの書き込みでネガティブな情報ばかりをインプットしてくる場合もあります。

「それってねずみ講ですよね」「上の人が儲かる仕組みですよね」

と言ってきます。

どんな調べ方をしてきたのだろうか。

この法治国家日本でねずみ講を広めていたらガチで捕まります。

インターネットは、調べ物をするのに最高に便利なツールですが、調べ方を間違えるとズレた情報を信じてしまうことになります。

特に匿名の掲示板などに書き込まれている情報はネガティブな意見に偏る傾向があるので、鵜呑みにするのはおすすめしません。本質を見落としてしまうことがあるので。

この記事では、誤解のないようにねずみ講とネットワークビジネスの違いについて解説していきますね。

ネットワークビジネスに誘われている方は、参考にして頂けたらと思います。

ねずみ講とは

まずはじめに「ねずみ講」について解説していきます。

ねずみ講、別名「無限連鎖講」とは、

金品を出す加入者が無限に増加することを前提として、
・先に加入した者([先順位者]という。)が
・これに連鎖して段階的に2以上の倍率をもって増加する後続の加入者([後順位者]という)
が出す金品から、自己の出した金品の価額又は数量を上回る金品を受け取るという仕組みの「金品配当組織(ピラミッド形式になっている)」のことです。

引用:兵庫県警察

もう少し噛み砕いていうと、加入者が会員をねずみ算式に増やし、ピラミッドの上にいる会員に金銭を送ることを繰り返していく仕組みのことです。

会員は子会員、孫会員、ひ孫会員と組織を広げていきますが、その際に会員から金銭を上の会員に吸い上げていきます。

この仕組みの問題は、末端で必ず損をする人、つまり被害者が出ることです。

イメージが湧かない方のために、具体例を出したいと思います。

まずは、自分が100万円を封筒に入れて親会員に届けます。

次に何人かの友人・知人に自分の紹介で同じことをさせていきます。親会員のところには、子会員から100万円の入った封筒が集まっていきます。

集まった額から、一定の割合で自分にお金が還元されます。何人かを集めると、親会員に渡した100万円以上のお金が懐に入ってくるわけです。

その次は、孫会員に同じことをさせます。また親会員には、100万円の入った封筒が集まり続けることになります。次は、自分が紹介した子会員にもお金が還元されます。当然、自分にも一定の割合で孫会員のお金が還元されます。

あとは、その繰り返しです。

それを繰り返していくことで、吸い上げられたお金が次々と親会員に入ってくるというわけです。それをねずみ講の拡大に貢献した上級会員に対して還元するという仕組みです。

ねずみ講は、価値のある商品やサービスを購入するわけでも、金品に換わる何かを手に入れるわけではありません。

お金だけが親会員に吸い上げられるという仕組みです。そのため、ねずみ講の仕組みを拡大していくと、末端で必ず被害者が生まれます。理論上、必ず誰かが損をしてしまうため違法行為に当たります。

ねずみ講を広げることに成功した人間であれば、金銭的に大きな利益を得ることができます。

しかし、末端の会員であれば、広めることができなかったという人も出てきます。

そのような方は、お金を払って終わりなのです。儲かるからと言われてお金を払っても、損をしてしまうわけです。

最終的に、そのような被害者が続出するのがねずみ講といわれる仕組みなのです。

一言で表現すると「商品が存在せず、人から人へ講元に送金をする会員を増やしていく金融組織」ということになります。

ひと昔前には、存在しないリゾートホテルの割安会員券などを集金の名目に見立てて勧誘するねずみ講などがあったようです。

現在では、ねずみ講をやっている時点で警察に摘発されてしまいますので、あからさまなねずみ講はほとんどないと思います。

ただ、現代では仮想通貨(暗号通貨・暗号資産)で、似たような仕組みで多くの被害者が生まれています。

ネットワークビジネスとは

それでは、ネットワークビジネスとはどのような仕組みなのでしょうか。

紙に図を描くとねずみ講と酷似していますので、悪いイメージが払拭しきれないのだと思います。

私がプレゼンをした方には「合法的なねずみ講でしょ」とおっしゃっていた方もいました。

合法なのにねずみ講?(笑)

面白い表現をする方だと思いました。

話が逸れましたね。

ネットワークビジネスもねずみ講と同様に、口コミを利用して人から人へ情報を伝達していく仕組みです。

しかし、ねずみ講と決定的に違うのは「商品やサービスが存在する」という点です。

ここが非常に重要なポイントになります。

商品やサービスが存在することで、末端の会員でも金銭を支払った「正当な対価」を受け取ることができるのです。

金銭を支払って対価を受け取るということは、ネットワークビジネスという観点を抜きにしたら、誰もが日常的に行っている行為です。

その対価を受け取る方法が、コンビニやスーパーで何かを買うのか。会員制の通販で定期的に商品が送られてくるのか。

その違いなだけです。

商品については会社によって様々ですが、私個人の主観では良い物が多いと思います。もちろん全ての会社の商品が良いとは限りませんし、高い商品が多いですが。

私もビジネスはしていませんが、愛用者として何社か製品は使っています。企業名は明かしませんが、製品自体はかなり気に入ってます。

一口にネットワークビジネスと言っても色々な関わり方があるので、入口から拒絶をするのではなく、客観的に情報を判断するのが良いと思います。

話をまとめます。

ねずみ講とは
  • 製品・サービスがない
  • お金だけが親会員に吸い上げられる
  • 末端で必ず被害者が出る
マルチまがい商法とは
  • 相場の水準と比較してあきらかに品質が悪い製品を扱っている
  • 相場価格から逸脱したボッタクリ価格
ネットワークビジネス(マルチ商法)とは
  • 質の良い製品を適正価格で流通させている
  • 口コミで流通網を作った人には、会社ごとの報酬プランに応じた金銭的分配がある

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