小川です。
最近、色々な情報が慌ただしく入ってきています。
特に投資系とネットワークビジネスの話が多いですかね。
ご存じの通りネットワークビジネスは、僕はビジネスでは取り組まないので、話を聞くくらいですが。
投資の話は、情報収集の一環として積極的に話を聞きに行くことが多いです。
良いかもと感じる話もあれば「あれれっ?」と思う話もあります。
割合でいうと、良いと感じることの方が圧倒的に少ないです。
そして、色々な話を聞くなかで感じることがあります。
最近は、投資とネットワークビジネスが、合体している仕組みが多いということ。
暗号通貨が広まり始めてから、特にそういう仕組みが多いように感じています。
周りの方には話していますが、僕は投資とネットワークビジネスが合体している仕組みは好きではありません。
「そもそも投資案件にネットワークビジネスの仕組みを取り入れる理由はなんだ?」
このように考えています。
そもそも投資って「利益が出ると見込まれる事業にお金を出して配当を得る」というのが基本的な考え方だと思います。
何か事業を軌道に乗せるためには、多額の資金が必要になる場合があります。
工場を作ったり、システム開発したり、物件を建てたり、人を雇ったり。
事業ってお金が掛かるわけです。
その事業を発展させるために、外部からお金を集めて、集めた金額に応じて配当を出す。
僕の投資に対するイメージってそういう感じなのです。
だから投資話がきた時は、
「利益が出る仕組みは何なのか?」
「その仕組みは本当に利益が出るのか?理屈や根拠はあるか?」
「話に矛盾はないか?」
こんな感じの視点で話聞いていきます。
で、話を聴いていくと、多くの場合はどこかしらに「ん?」と思うところがあるわけです。
そもそも自分のような小資本の人間に、優良案件の話がくる確率の方が圧倒的に低いので仕方がないです。
特に暗号通貨の投資案件は、最近恐ろしいペースで出てきています。
まさに「暗号通貨戦国時代」ですね。
暗号通貨で覇権が取れたら、新しい金融市場で王になれる可能性があるわけですから。
そりゃ、大企業も必死で暗号通貨やフィンテックに参入しますよね。
フィンテック市場の覇権を取るために多くの企業がしのぎを削っています。
そして、全てではありませんが、結構な割合でネットワークビジネスの仕組みがくっ付いています。
「んー、それってネットワークの仕組みにしなくてもよくないか?」
と思うことが多いです。
ネットワークビジネスを仕組みに取り入れる利点は「口コミを活用した拡大性」だと思います。
取り入れることで、相性の良い事業もあると思います。
しかし、暗号通貨のように物がないサービスでネットワークビジネスの仕組みを取り入れると、どうなるか?
当然、集めた額の一定割合はネットワークビジネスで口コミをしたビジネスメンバーに吐き出さなければいけなくなります。
ネットワークへの還元は、集めた額の50~60%くらいが多いと思います。
こういう金融商品の場合、10~20%くらいが代理店報酬の相場だと思うのですが、ネットワークビジネスの仕組みによって還元の割合がおかしなことになります。
中には、
・ネットワーク報酬60%
・会社への手数料20%
・ユーザーへのメリット20%
こんな仕組みもあります。「えっ?」って感じです。
僕だけじゃなくて、他にもそう思う方は多いと思います。
その分、代理店が儲けやすいというメリットも生まれますので、ネットワークビジネスで稼ぎたい方は、そういう仕組みに乗っかるのでしょうが。
はっきりいって、ユーザーからするとボッタクリの仕組みに見えてしまいます。
「んー、純粋なお客様へのメリットが少ない」
暗号通貨に投資をするとしても、集めたお金は、会社がシステム開発や人件費に費やすのが普通だと思います。
お金を集めて、より良いサービスを作り、それを世の中に出していく。
お金を集めるだけなら、ネットワークビジネスの仕組みを取る必要はありません。
なぜこんなに多くの会社がネットワークビジネスの仕組みを取り入れているのか、僕はずーっと疑問に思っています。
そして、その謎は今も解けていません。
誰かにこの疑問を解説してほしいくらいです。
しかもキャピタルゲインで利益を得る投資案件って、どこまでいっても「絶対」という言葉はありません。
※キャピタルゲインとは
譲渡益、売却益のこと。
例えば、保有している株式の価値が上昇し、購入した額よりも高く売却できたとしたら、その差額分がキャピタルゲイン。
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キャピタルゲイン狙いの投資案件は、何かしらの理由でポシャるかもしれない。
だから、どこまでいってもギャンブル的な要素は無くならないはずです。
事業投資と同じように、立ち上がらないかもしれない。
出した資金がふっ飛ぶかもしれない。
僕も見込みが高いと思って投資している暗号通貨はあります。
でも「最悪、投資金額がふっ飛ぶかもしれない」という覚悟を持っていますよ。
キャピタル狙いの投資ってそういうものだと思っています。
しかもネットワークビジネスの仕組みが入っていることで、手元に残るメリットも少ない。
本当に価値が、数倍、数十倍になればいいですが、その保証をできる人もいない。
誰も根拠なんて示せない。これが現実なはずです。
あと、たまにこういう方がいます。
話を聴いていると、物があるネットワークを下に見る人もいるんですよ。
「物があるネットワークはもうダメだ」的な発言です。
しかし、ですよ。
そんなこと言ってますが、あなたの広めている仕組みで、末端のユーザーから損する人が出るかもしれないのですよ。
その仕組みは、本当に末端ユーザーにも適切な価値が受け取れるようになっていますかね?
「あなたは自分だけ儲かればいいのか?」
という方もリアルにいるので。
ユーザーにも明確なメリットがある仕組みじゃないなら、他社を批判してはいけないでしょう。
実際に、物があるネットワークビジネスのメリットもちゃんとあるのですよ。
例えば、サプリメントや化粧品は、定期的に無くなる消耗品です。
ですから、口コミの「拡大性」とオートシップやビジネスメンバーのアフターフォローによって「リピート率」が高くなること。
「拡大性」「リピート率」
これらがあることで会社の売上が安定していきます。
リピート率が高い水準で安定すると、メーカー側も余計な在庫を減らしてコストを圧縮することができます。
すると、利益率も高くなるので、研究開発によってより良い製品を市場に投下していけます。
消耗品を扱うネットワークビジネスでは、このような利点があるので、ネットワークの仕組みを取り入れるとユーザー側の利点も多くなります。
これが物のあるネットワークビジネスのメリットです。
物が無いと、単純なマネーゲームに成り果ててしまう可能性もあるのです。
それって、仕組みの中にいると分かりにくいですが、本当に怖いことだと思いますよ。
あれ、なんか変な方向に熱が入ってしまいました。最近、変だなーと思う投資案件が多いもので。
大変失礼しました。
自分もまだまだ勉強不足ですから、投資の分野をもっと学んでいきたいです。
このブログを見ているあなたも、変な投資案件には気をつけてくださいね。
僕が変な案件に引っ掛かったら、それはブログでシェアします。笑
ネットワークビジネスに関して詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
小川が過去に体験したネットワークビジネスについて体験談を交えて詳しく解説しています。
それでは、また!