▼【中編】オウムに洗脳されかけました!アレフの覆面ヨガ教室で体験したことを全て暴露します!
ここまでブログをご覧頂き
誠にありがとうございます。
これまでの【前編】と【中編】を
ご覧頂き、どのような感想を
お持ちになりましたか?
書き記したのは、
全て私の実体験です。
嘘偽りなく書かせて頂きました。
そして覆面ヨガ教室に
通ってから自分なりに
色々なことを調べてみました。
信者の脱洗脳を行った苫米地博士の動画。
脱退者のブログ。
元幹部のブログ。
麻原氏の娘さんのブログ。
その他関連記事。
多角的に情報を集めて、
自分なりの答えを
導き出そうと考えたのです。
その上で、私が考えていること、
注意して頂きたいことを
まとめてみましたので、
心当たりのある方は
ぜひ参考にして頂きたいと思います。
アレフの特徴
まず、アレフ(オウム)の教えは、
一神教と言って絶対神を前提に
教義が成り立っています。
アレフでは「シヴァ神」を
絶対神として考えており、
シヴァ神の教えを守り、
解脱・悟りをひらいた方を
真理勝者と表現します。
アレフで言うと
絶対神がシヴァで、
真理勝者が麻原氏となります。
シヴァ神同様に、
真理勝者の麻原氏も
絶対的な存在として
崇められています。
真理勝者は、もはや神と
同格レベルなのです。
教団内でも麻原氏は
絶対的な影響力を持っていたと
考えて良いでしょう。
なぜアレフ(オウム)に魅力を感じるのか?
アレフの教義では、
『ニルヴァーナ(極楽浄土のようなもの)』
がある教えられます。
このニルヴァーナの考え方自体は、
ヨーガや仏教にも存在しています。
決してアレフ独自の
ものではありません。
ニルヴァーナに行くためには、
良い徳を積み、戒律を
守らなければいけない。
つまり修行が必要であると。
このような考え方は
他の宗教にもありますよね。
ただ、この修行は口で言うほど
簡単なものではありません。
現代社会に生きる人なら、
非常に難しいと思えることです。
しかし、頑張って修行したら
死後、人間界よりも
高い世界に転生できるので、
今より遥かに幸せになれる。
このように教わります。
そして…
「真理の実践ができるのは
一国の王になるよりも価値のある。
真理の話を聴けているあなたは、
その辺の成功者よりも遥かに
優れた徳がある」
このように優越感を
くすぐられる話をされます。
そうすると、やはり
嬉しくなってしまうものです。
特に何をやっても
うまくいかない人や、
社会に馴染めなくて
居場所がない人には、
恐ろしいほど響くと思います。
さらに
「真理と出会えるのは奇跡的な確率。
だから今生で修行に集中した方がいい」
と言われます。
こうして客観的に
覆面ヨガ教室を分析していくと、
「あなたは真理と
出会えているのだから、
他の魂よりも優れている」
と優越感をくすぐられ、
「真理を実践することで、
より高い世界に転生できる」
とゴール設定によって
未来に希望が持てて、
「今、真理を実践しないと
次はいつチャンスがくるか分からない」
「今生で真理を実践しないと
三悪趣に落ちてしまう」
と緊急性を出される。
本当によくできた
勧誘のアプローチだと思います。
そして話を一通り聴いてしまうと、
「三悪趣に落ちてしまう」
という恐怖から、なかなか
抜け出すことができないのです。
真理を実践しないことで
起こり得るリスクと、
得られるメリットを
実に巧みに伝えてきます。
本当に凄いです、
この勧誘のアプローチは。
なぜサリン事件が起こってしまったのか?
そもそも人々を幸せにするために
存在しているはずのヨガ。
そのヨガを根本に
据えているオウム真理教が
なぜ地下鉄サリン事件のような
凄惨な事件が起こしてしまったのか?
それは「ポアの思想」が関係しています。
ポアの思想とは、
「悪人を一度殺してあげて
より高い世界に生まれ変わらせる」
という考え方です。
真理を学んでいくと、現世は
いかに欲望にまみれていて、
多くの悪業を積んでしまう
環境なのか説かれます。
そのためこのまま生きていても
悪業を積むだけで地獄に落ちてしまう。
だから悪業を積むだけの魂は、
生きているよりも救済のために
殺してあげた方が良い。
そのように考えるのが
ポアの思想です。
オウム真理教時代でも
その思想があったのでしょう。
ヨガでは自分をより高い世界に
導いてくれる存在を「グル」、
もしくは「ラマ」と言います。
アレフでは麻原氏が
グルということになり、
絶対者と考えて帰依
(信じること)をします。
ヨーガの世界では、
このグルを大変重要視します。
理由は、グルの導きによって
高い世界に転生し、
本当の幸せを手に
入れることができると
信じられているからです。
高い世界の最終地点を
「マハー・ニルヴァーナ」
と言います。
その世界では、
『絶対幸福』『絶対自由』『絶対歓喜』
これらが手に入ると
教えられるのです。
マハー・ニルヴァーナに
到達することが苦しみの世界から
抜け出す唯一の方法と説かれ、
マハー・ニルヴァーナで
得られる幸福は、現世で
得られるどんな幸福も及ばない。
いや、及ばないどころか
言葉では表現できない歓喜、
幸福の状態を享受できると。
もしマハー・ニルヴァーナに
到達できなくても、
輪廻転生の際にグルとの
霊的なパイプによって、
今より高い世界に
引っ張り上げてもらえる。
よって、グルに頼ることが
現世において最高の選択である。
この考えは、先ほどの
ポアの思想にも繋がってきます。
たとえ人を殺めてもグルが
霊的な力で悪人を高い世界に
生まれ変わらせてくれる。
だからポアしてあげた方が、
その人のためになる。
このように本気で
信じていたようです。
この記事を見ているだけの人には
信じられないかもしれませんが、
実際にそれで事件が起こって
いますからね。
そして、今生で真理を
実践するチャンスを逃せば、
三悪趣に落ちて
膨大な年数を苦しみ続ける。
何十億年とか場合によっては
何兆年とか苦しみ続けると
言われるわけですからね。
いまだに何十億年とか
何兆年とかの年数の根拠は
分からないですが。
経典に書かれているらしいです。
このようにアレフの
覆面ヨガ教室では、
究極のアメとムチを
すり込まれていくのです。
『ニルヴァーナ』という
アメによって信者は修行を続け、
『三悪趣』というムチによって
脱会することを恐れるのです。
あと、覆面ヨガ教室で
言われるのですが、
真理の流布を妨害したら
地獄行きらしいです。
そう考えると、私は地獄行き
確定ということになりますね。
ですから、私のように
体験談を公表する人は
ほとんどいないわけです。
このような究極の
アメとムチがあったため、
麻原氏の命令には、誰も
逆らえなかったのでしょう。
体験者だからこそ
容易に想像がつきます。
アレフの主張には根拠がない
アレフの主張を聴いていると、
大きく2つの疑問が出てきます。
一つ目は、そもそも真理はあるのか?
※ニルヴァーナやカルマの法則、徳の原理など
二つ目は、真理はあると仮定して、
麻原氏は真理勝者(絶対者)なのか。
この二点が
重要な論点になると思います。
真理があるかないかを
信じるのは、各々の判断に
なるので割愛します。
ただ今回の記事は、
覆面ヨガ教室に心当たりの
ある方向けに書いています。
覆面ヨガ教室に通っている時点で
真理を信じているはずなので、
「真理はある」という
前提で話を進めますね。
ここでポイントになるのは
二つ目の方です。
麻原氏は絶対者なのか?
つまり絶対神シヴァの教えを
守って、解脱・悟りをひらき、
因果の法則や輪廻転生に
干渉できるほど絶大な
力があるのか?
ここを無視することはできません。
私の結論を述べます。
「決して絶対者ではない」
そう考えています。
まぁ、そうでなければ、
こんな記事は書けないです。
サリン事件を客観的に
見ることができれば、
答えは明らかだと
思いますけど。
麻原氏が絶対者ではないと
考えている理由についても
解説していきますね。
麻原氏が絶対者ではない理由
サリン事件に関して、
教団側は2パターンの主張をします。
・サリン事件では、教団はハメられただけ。イルミナティに操られた公安や警察の陰謀
・現世の魂にこれ以上悪業を積ませず、高い世界へ転生させるための救済。つまりポアのために行った
この二つです。
これは全く証拠のない主張で、
信じるに値しないものです。
まず陰謀説からいくと、
サリン事件の前に起こった
坂本弁護士殺害事件では、
オウム信者のプルシャ(バッジ)が
現場に落ちていましたし、
実行犯なども自供しています。
さらにサリン事件をきっかけに、
麻原氏の側近の幹部や高弟も
罪を認め脱会しています。
教団が関与していた
事実を認めているのです。
もはや陰謀だと主張するのは、
妄信的な思考停止信者と
言わざるを得ません。
二つ目のポアの思想では、
『悪いカルマ(悪業)」
を積ませないために、
殺すことも仕方がないと
考えられています。
これ以上悪業を積ませずに
ポアすることができれば、
「高い世界へ転生させることができる」
と言われていたようです。
この話も一切根拠ないですよね。
しかし信者は、麻原氏は
輪廻を超越していると
本気で信じています。
ですから、悪人を殺めても
高い世界に導けると本気で
信じていたようです。
…んなバカな。
高い世界に導くのに
殺す必要性があるなんて、
どう考えてもおかしいです。
仮に人をポアの思想で
人を殺めたとしても、
殺された人が高い世界に
導かれたという証拠を
誰も確認できないわけです。
これで間違いだったら
どう責任取るつもりなんですかね。
殺めてしまった人を
生き返らせることは
絶対にできないんですよ。
「間違えました」では
済まないんです。
それなのに、
「人を殺めて救う」
という考えが私には
まるで理解できないです。
さらに、麻原氏には
4人娘がいるのですが、
サリン事件をきっかけに全員が
教団と距離を置いています。
そして、高弟や幹部の
大部分が脱会しています。
それはなぜなのか?
冷静に考えれば
答えは出ると思います。
そして娘さん達が
麻原氏に面会に行った時、
もう精神状態は崩壊しており、
娘さん達の前で自慰行為
(オナニー)を始めたり、
訳の分からない奇声を
出したりと、正常ではない
様子が証言されています。
それに対して教団側は
「私達の帰依(信じる心)を試しているのだ」
と言いますから、
もはや正常な判断ではありません。
さらに突っ込んでいくと、
「尊師の深すぎるお考えは解脱・悟りに到達しなければ、理解することができない。だから修行が必要である」
このような回答になります。
解脱した高い
ステージの魂の考えは、
凡夫(一般人)には
理解できない。
そのように考えているようです。
そんなこと言い出したら、
どうとでも言えてしまいますよね。
私から見ると完全に
思考停止状態です。
それはもはや、
「信じたいから信じる」
というレベルですね。
もっと自分の脳みそで
考えた方がいいと思いますけどね。
教団側の主張は、根拠も
何もない話だと思うのは、
私だけなのでしょうか?
アレフにハマってしまう人のメンタル状態
自分もハマリかけたので、
気持ちは分かります。
非常によくできた
勧誘のアプローチと
抜け出しにくい
システムができています。
先ほども申し上げたように
アレフの覆面ヨガ教室では、
この世のほとんどの魂は
三悪趣(地獄、動物、餓鬼)
という低い世界に
輪廻転生すると教わります。
現代人は欲望にまみれ、
良い行いよりも悪い行いを
していることが多いので、
ほとんどの場合は
人間以下の世界に生まれ変わる。
真理を実践しない魂は、
低い世界に転生し、
気の遠くなる年数を
苦しみ続ける。
それを聴いたら、
真理を実践しないと
ヤバイと考えてしまいます。
少なくても、
自分はそう思いました。
そして、真理を
実践するのであれば、
真理勝者のいる教団で
修行をするのが一番良い。
なぜなら、絶対者グルから
高次元のエネルギーが注がれて、
最短で高い世界に転生できるから。
このような落とし所に
持っていかれるのです。
ですから狂信的な信者は、
「アレフの教えを広めて、
多くの魂を救済しなければいけない」
このように本気で考えています。
勧誘する側は
教団を信じ切っていますので
驚くほどの説得力がありますし、
強引なクロージングをかけます。
良い行いをしていると
心の底から信じていますからね。
人は何かを伝える時、
自分が信じていればいるほど、
言葉に説得力が出ます。
麻原氏が不在でも、
麻原氏を絶対視する
考えは変わりません。
日本では信仰の自由が
ありますから、
真理を探究するのも
その方の自由です。
しかしそれがアレフである
理由はないと思います。
覆面ヨガ教室の現状
アレフの覆面ヨガ教室で
教わるのは、ヨガや仏教、
密教の教えを融合させたものです。
・カルマの法則
・チャクラ(ムーラダーラチャクラ・スヴァディスターナチャクラ・マニプーラチャクラ・アナハタチャクラ・ヴィシュッタチャクラ・アージュニャチャクラ・サハスラーラチャクラ)
・功徳(徳)の重要性
・輪廻転生・六道輪廻(地獄、動物、餓鬼、人間界、阿修羅、天界)
・宇宙の仕組み(現世、アストラル世界、コーザル世界、真我)
・ニルヴァーナ(極楽浄土みたいなもの)
・絶対神シヴァ
・グルの絶対性
・サリン事件は陰謀
・麻原彰晃氏のネガティブイメージの払拭
これらのことを伝えられます。
他にもフリーメイソンや
イルミナティの話も頻繁に出てきます。
世界を牛耳っているのは
イルミナティで、日本人は
家畜と同等に考えられていると。
そして、イルミナティは
世界を牛耳り続けるために、
スポーツ、セックス、
スクリーンを駆使して
人々を洗脳している。
その洗脳を解く唯一の方法が
真理である。
だから本当の真理を普及させる
宗教団体には、イルミナティは
圧力をかけてくる。
真理が普及すれば、人々は
イルミナティの支配構造に気づき、
イルミナティは世界を牛耳り
続けることができなくなるから。
だからオウム真理教は、
イルミナティにハメられて
壊滅まで追い込まれてしまった。
教団内部の方全員が
そう思っているかは
分かりませんが。
少なくともI先生は、
本気でそのように
信じている様子でした。
実際に教室の最後には、
オウム事件は陰謀だったと
陰謀論を主張してきます。
そもそもイルミナティという
存在が仮にあるとして、
オウム真理教をハメようと
していたなんて全く根拠も
証拠もない話です。
根拠が無い主張をしているのは、
教団側だと思います、ほんとに。
しかし私も、
「これは凄いな」
と思ったことがあります。
それは、チベット仏教の
指導者の方達が麻原氏を
絶賛していた記事を見た時です。
チベット仏教の指導者とは、
カール・リンポチェ氏、
ダライ・ラマ14世のお二人です。
しかし、これも後で調べたところ、
サリン事件直後から、お二方とも
「麻原氏への評価は誤りだった」
と評価を覆しています。
その事実を隠して、
良いところだけを見せるのは、
いかがなものかと思います。
今回の後編で終わらせる
つもりでしたが、私の中で
まだ書き足りない内容があります。
次回は「玄人向け」の
内容を公開して、
締め括りたいと思っています。
「概要を知れたからもう十分」
と考えている方は、
この後編で読むのを
やめた方が良いと思います。
次の記事はかなり過激な
内容になると思いますので、
予めご承知おきください。
ではでは。
▼【玄人向け】につづく