「本当に儲かる話ならわざわざ他人に教えない」の本質

 

よく言われる話だが「本当に儲かる話なら人に教えずに自分だけで稼げばいい。わざわざ人に教えるのは、それで情報弱者からお金を吸い上げるためだ」と主張する人もいる。

 

というか、情報ビジネスの業界にいると、何かのプロモーションをすると必ずと言っていいほど出てくる意見だ。

 

確かに、それは半分合っていると思う。本当に稼げる情報であれば、わざわざ他人に教える必要はないだろうし、自分一人で稼いでいた方がマーケットは荒らされないので長期的に稼ぎ続けることができる。それは一理あるだろう。

 

世の中の構造を見ていくと、教わる側より教える側の方が圧倒的に利益を出すことができるようになっている。つまり“与える側”になっている人が、大きな利益を手にしている。受け取る側にいるだけでは、決して豊かにはなれないのだ。

 

その理屈は、情報ビジネスにもあてはまる。教える側の方が圧倒的に利益を出している。

 

だから情報ビジネスの業界では「情報弱者(情弱)」と呼ばれる人をターゲットにして、高額な教材や塾を販売している会社が多い。言葉は悪いが、初心者や情弱をカモにしているローンチ会社もある。実際に僕もそういう業界にいたからよく分かる。情弱は悪質なローンチ会社にカモられるのだ。

 

さらにタチの悪いことに、販売者側には全く罪悪感は無い。あらゆるマーケティング手法を用いてお客様の感情をゆさぶり、短期的に驚くほどの売上を叩き出す。そして、その実績を活用して次のマーケティングを仕掛けていく。ユーザー側からすると、まさに負のスパイラルと言っていいだろう。

 

しかし、全ての会社がそうかと言うと、決してそんなことはない。全体から見ると少数だが、真っ当に商品提供している会社もある。そういう会社があるのも知っている。

 

ただそういう会社でも「儲かる話なら人に教えるわけがない」という批判にさらされることになる。この機会だからお伝えしたいのだが、情報提供者の全てが悪質な詐欺師ではない。当然だが。

 

「本当に儲かる話であれば、人に教えたらライバルが増えるから稼げなくなるだろ」と言う人もいる。その理屈も理解できる。

 

しかし、参入するマーケットや教える手法によっては、ライバルが増えても全く問題ないこともあったりするのだ。

 

代表的なところで言うとFXのトレード手法が挙げられる。為替取引は通貨量も多いので、同じ手法で参入するライバルがいくら増えたところで、教える側の利益には全く影響はない。

 

それどころか、興味のある人とコミュニティを作り、情報交換をして情報の精度を高めた方がメリットがあるのである。

 

もちろん、店舗型のフランチャイズビジネスであれば、商圏に沢山のライバルがいればいるほど、お客様は各店舗に分散されてしまうので、売上を上げるのは難しくなる。しかし、その理屈が全てに当てはまるわけではないのだ。

 

これは覚えておいて損はない話だと思うが、世の中では、ほぼ全ての場面で“差”がビジネスになっている。知識の差、スキルの差、為替の差、価格差などだ。

 

つまり、知識がある人から無い人が教わる。これも差があるために生まれる現象だ。知識がある人が無い人に知識を与えているのだから、その対価としてお金を受け取れるわけだ。

 

もっと極端に言ってしまうと、満腹の状態からお腹が空くと人はご飯を食べる。この差を埋めるために存在しているのが飲食業だ。つまり世の中のビジネスは、どこを見回しても差を埋めることでビジネスになるのだ。

 

これを別の言い方をすると「お客様の不を解消する」とか「お客様の問題を解決する」とか「お客様のニーズを満たす」とか「お客様の欲求を満足させる」とか「お客様に価値を提供する」などに置き換わる。

 

もう言い切ってしまうと、世の中にある“差”に気づいて埋めてあげる人が稼げる人であり、差を埋めてもらう人がお金を払う側なのだ。おそらくこれは、人類史が始まってから不変の真理として存在しているはずである。

 

さて、話を戻そう。これらの話を踏まえて考えると「稼ぐ方法を人に教えている=詐欺」と短絡的に考えることはできないのだ。全ての販売者をそのように一括りにする人は、想像力が著しく欠如している。そんな風に思考停止しているとチャンスを逃すし、思考が凝り固まって柔軟な変化ができなくなると思う。

 

他にも、自分が本当に大変な経験をしてきて、それを乗り越えてきた経験がある人は、同じような境遇の人を放っておけない。おせっかいかもしれないが、大なり小なり手を貸してあげたくなるものだ。

 

これは、そういう経験をしたことがある人でなければピンとこないかもしれないが「自分と同じような経験で苦しんでいる人を助けたい」という感情は、別に普通のことだと思う。

 

嫌な性格な人は「自分も苦労したのだから、お前も苦労しろ」という謎の理屈を言い放つが、それは単純にその人の性格の問題だ。そういう人と付き合うと大変なことになるので、そっと距離を置くことをオススメする。

 

少し話が逸れたが、このように稼げる方法を教えているからといって、全ての販売者が詐欺師ではないということを理解して頂きたい。僕の周りには、真っ当に情報提供している人もいるし、尊敬できる人もいる。

 

真摯に「儲かる話」を教えてくれる人もいる。あまり偏屈にならずに、客観的に情報を判断して頂きたいと思う。

 

アンテナを立てていることで、あなたの人生を変える情報に出会う可能性も、決してゼロではないのだから。


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